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SASチーム

当院のSAS診療について

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome: SAS)をご存知でしょうか。夜間睡眠中に気道閉塞や呼吸中枢異常による低呼吸や無呼吸を生じ、酸欠状態から睡眠障害、自律神経障害、夜間高血圧などを引き起こし、心疾患、脳血管障害、突然死の原因となる疾患です。また、SASは睡眠の質を低下させるため、日中の眠気や倦怠感などを生じ、交通事故や仕事の能率低下につながります。

三原市医師会病院では、2017年度から着任した尾下医師を中心として、SASチームを発足しました。呼吸器専門医、糖尿病学会専門医、看護師、臨床検査技師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなどが連携して診療にあたっています。また、2018年度からは毎週土曜日にSAS専門外来を開設し、他医療機関からの紹介も受け付けています。

SASは放置しておくと予後の悪い疾患ですが、CPAP療法により劇的な改善が期待できます。これまでに当院で診断したSAS患者さんには治療開始によって血圧のコントロールが改善したり、眠気などの症状が軽快したりした患者さんがたくさんいました。一方で、未診断のSAS患者さんが、適切な治療を受けられないままに脳血管障害や虚血性心疾患を起こしたケースもありました。SASチームを中心として1人でも多くのSAS患者さんを早期に診断し、適切な治療に導いていきたいと思います。

【当院のSAS診療の特色】

潜在SAS患者の発見:SASは症状を自覚しにくいため、未診断の患者さんが多く存在します。当院では医療スタッフが情報を共有して、入院患者さんのなかからSASの危険性の高い方を見つけ出し、スクリーニングの簡易検査を積極的に実施しています。
近隣医療機関との連携:当院では他医療機関の依頼によっても一泊入院での精密検査が可能です。御要望に応じて、診断後または治療開始後に紹介医へ逆紹介させていただきます。
合併症の治療:SASはメタボリック・シンドローム(高血圧、糖尿病、肥満など)との合併が多い疾患です。当院では糖尿病学会専門医、管理栄養士、理学療法士などが連携し、合併症についても適切な治療を行います。
当院では土曜午前に「睡眠呼吸外来」を行っています
受診を希望される方は電話でお問い合わせください

【SAS関連の学術活動】

<論文>
尾下 豪人、渕田 比呂志、磯山 正子、由田 彩佳、大崎 慶子、川﨑 広平、奥崎 健. 内科入院患者に対する睡眠時無呼吸症候群スクリーニングの試み. 廣島医学 2018; 71 (6): 475-480.

尾下 豪人、渕田 比呂志、伊藤 徳明、妹尾 美里、磯山 正子、山本 祐太郎、由田 彩佳、大﨑 慶子、川﨑 広平、奥崎 健. 閉塞性睡眠時無呼吸症候群のリスク評価における日本語版STOP-Bangテストの有用性. 日本プライマリ・ケア連合学会誌 2019; 42 (1): 26-31.

<学会発表>
第70回広島医学会総会(2017/11/12:広島市)
内科入院患者に対する睡眠時無呼吸症候群スクリーニングの試み
尾下 豪人、磯山 正子、由田 彩佳、大崎 慶子、川崎 広平、奥崎 健

第44回尾三医学会(2018/7/1:尾道市)
当院のスクリーニングで発見された睡眠時無呼吸症候群の2例
松井 美奈、渕田 比呂志、尾下 豪人、奥崎 健

三原市医師会学術講演会(2019/1/17:三原市)
パルスオキシメトリー検査を用いたSASスクリーニングについて
尾下 豪人

第116回日本内科学会総会(2019/4/26-28:名古屋)
閉塞性睡眠時無呼吸症候群のリスク評価における日本語版STOP-Bangテストの有用性
尾下 豪人、伊藤 徳明、妹尾 美里、山本 祐太郎、川﨑 広平、奥崎 健

第117回日本内科学会総会(2020/4/26-28:東京)
STOP-Bangテスト値は閉塞性睡眠時無呼吸症候群の重症度予測に有用である
尾下 豪人、渕田 比呂志、伊藤 徳明、妹尾 美里、船石 邦彦、三玉 康幸、奥崎 健

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