回復期リハビリテーション病棟入院料5 50床(うち個室3床)
三原市医師会病院では、令和6年10月より3階西病棟を療養病棟から「回復期リハビリテーション病棟」へ変更しました。現在は、回復期リハビリテーション病棟入院料5でスタートしています。
入棟されたその日から、多職種で情報共有を密に図り、患者さん・ご家族の思いを尊重しながら自宅生活、社会復帰のお手伝いをさせていただきます。目標は医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・社会福祉士など多職種でカンファレンスを定期的に実施し設定しています。
身体機能の回復はもちろんのこと、食事・洗面・排泄・入浴・更衣などの日常生活動作に視点を置き、すべての行動をリハビリテーションとして捉え、「何が出来て、何が出来ないのか」あるいは「何ができそうなのか」「いつ頃ならできそうなのか」を正しく評価し、患者さん一人ひとりの退院後の生活をイメージした支援を心がけています。
回復期リハビリテーション病棟の対象疾患
対象疾患 | 入院期間 |
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脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、 急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後 もしくは手術後、または義肢装着訓練を要する状態 | 150日 |
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷および頭部外傷を含む 多部位外傷の場合 | 180日 |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折、 または2 肢以上の多発骨折の発症後、または手術後の状態 | 90日 |
外科手術または肺炎などの治療時の安静により廃用症候群を有しており、 手術後または発症後の状態 | 90日 |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋または靭帯損傷後の状態 | 60日 |
股関節または膝関節の置換術後の状態 | 90日 |
急性心筋梗塞、狭心症発作その他急性発症した心大血管疾患または手術後の状態 | 90日 |
脳血管疾患リハビリ
当院には三原市で脳血管疾患を多く取り扱っていた病院のリハビリテーションスタッフが多く在籍しており、脳血管疾患のリハビリを積極的に実施しています。状態に応じて、一日3時間のリハビリを実施します。
運動器疾患リハビリ
当院では、従来より股関節、膝関節の人工関節置換術の手術件数(手術件数のページにリンク)が多く、大腿骨近位部骨折や脊椎圧迫骨折など各種骨折の方の治療実績も多くあります。また、骨粗鬆症チームの活動を積極的に行っており、他院で実施されていた骨粗鬆症の治療を継続することで、骨折予防を目指します。大腿骨近位部骨折や圧迫骨折後のリハビリもお引き受け可能です。上肢の骨折については地域包括ケア病棟で受け入れが可能です。
廃用リハビリについて
肺炎後や外科手術後などの廃用症候群の方のリハビリテーションを実施しています。特に当院では呼吸ケアサポートチームの活動を積極的に行っており、より安全で高度な呼吸リハビリテーションを行っています。
その他
当院は血液透析の設備を有しているため、血液透析が必要な方で、上記の疾患別リハビリが必要になった方にも対応できます。また、訪問リハビリや通所リハビリも実施しており、退院後のリハビリテーションにも対応しやすいです。
転院時には、お迎えに伺います。
三原市内、尾道市内の医療機関に入院されている患者さんについては、お迎えに伺います。
車いす、ストレッチャー共に対応可能です。連携室の看護師が同乗してお迎えに伺います。
回復期リハビリテーション病棟 相談窓口
地域医療連携室
☎︎0848-62-3113(代)
回復期リハビリテーションを希望される方の紹介については、お気軽に地域医療連携室へお問い合わせください。回復期リハビリテーション病棟での対応が難しい場合は、地域包括ケア病棟の利用も含めて検討をさせていただきます。